Pithecanthropus Erectus

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アンデルセン

『完訳 アンデルセン童話集(二)』大畑末吉訳

部屋の中は、何から何まで、もとのままでした。時計は「カチ! カチ!」いっています。時計の針もまわっています。けれども、ドアを通る時、二人は、いつのまにか、自分たちが、おとなになっていることに気がつきました。屋根の雨どいのバラの花が、あけはな…